23. 少しお待ちください

Wait a Minute

英語で小噺

​English Rakugo Short Stories

by 鹿鳴家 英楽  (Kanariya Eiraku)

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​和訳

アメリカにはいくつかの種類のコインがあります。
ペニー、ニッケル、ダイム、クォーターで、
それぞれ1セント、5セント、10セント、25セント、です。

以下は、神と人との会話です。

M:   神様、百万年ってどれ位の長さでしょうか。
G:   百万年か。
       私にとっては1分じゃ。
M:   なるほど、百万ドルはいかほどでしょうか。
G:   百万ドルか。
       私にとっては、1ペニーじゃ。
M:   神様、1ペニーいただけますか。
G:   少し(1分)待ってくださらんか。

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Script

There are several kinds of coins in the United States.


A penny, a nickel, a dime and a quarter.
A penny is 1 cent, and a nickel is 5 cents,
a dime is 10 cents and quarter is 25 cents.

The following is a conversation between God and a man.

M:   God, how long is a million years?
G:   A million years?
    To me, it's a minute.
M:     I see, how much is one million dollars?
G:     One million dollars?
        To me it's a penny.
M:     God, could you give me a penny?
G:     Wait a minute.

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ポイント


この話にはまくらを入れてみました。聞き手の中には、ペニーというアメリカの通貨になじみのない人もいるかもしれないからです。もちろんアメリカ人を対象にしてこの話をやるのであれば、このまくらはいりません。

このように、話のまくらは、時と場合に応じて変えていく必要があります。たとえば聴衆がノルウェー人であれば、話にノルウェー人を登場人物として入れたり、ノルウェーで有名な酒やお菓子を入れてみます。それだけで、聞く側はずっと親近感がわくものです。

英語の場合、「少し」と「1分」をかけることができるので、最後が効果的なオチとなっています。